健康な身体で充実した毎日を
どんな病気なの??
当クリニックでは生活習慣病の中の高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症・肥満などに力を入れて、診療しています。
我が国の高血圧の方は2017年の推計数で4300万人と言われています。
高血圧とは、診察室での収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90㎜Hg以上で、家庭で測定する血圧ではそれより低い収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上とされます。
高血圧は自覚症状がほとんどないのですが、放っておくと動脈硬化の進展のみならず心筋梗塞や脳卒中のような重篤な疾患を引き起こすことになります。
高血圧の方の多くが、本態性高血圧症と呼ばれる原因が明らかではないタイプになります。しかし、そのほかに頻度は少ないものの、甲状腺や副腎などホルモンの異常が原因になることもあります。そのような別の原因がないか血液検査での評価も可能です。
以前の高血圧治療ガイドラインは75歳以上と75歳未満で管理目標が異なっておりましたが、日本高血圧学会(高血圧管理・治療ガイドライン2025)が提言しているものとしては降圧目標として診察室血圧<130/80mmHg、家庭血圧<125/75mmHgとされております。
人間だけでなく、動物は生きるためには塩分が必要になってきますが、摂り過ぎると血圧上昇の原因となります。
令和5年国民健康・栄養調査の結果では日本人の塩分摂取量は平均が男性で10.7g/日、女性で9.1g/日と言われております。6g/日を目安に減らすことが目標とされています。6gと言われてもなかなかイメージがつかないかも知れませんが拉麺1杯で種類にもよりますが、スープまで取ると6g程度の塩分が含まれているといわれています。
2、栄養素と食事パターン
カリウムを多く含む野菜や果物の摂取することで塩分上昇させるナトリウムと拮抗的に働くことで血圧低下が期待できます。
ただ、糖尿病をお持ちの方では過度な果物の摂取は血糖上昇につながります。腎臓の非常に機能が悪い方については、カリウムの摂取がおすすめできない場合もあります。
バターや豚脂、肉の脂身な動物性脂肪である飽和脂肪酸やコレステロールの摂取を控え、サラダ油・オリーブオイルのほか魚介類などに含まれる多価不飽和脂肪酸の摂取、低脂肪乳製品が推奨されております。
3、適正体重の維持
肥満の評価として、BMI(Body Mass Index)と呼ばれる項目があります。誰でも身長と体重さえわかれば評価が可能です。
BMI=体重[kg]÷身長[m]÷身長[m]で評価されます。BMIがBMIが25以上で肥満と判定されます。
4、運動療法
軽~中強度の有酸素持久力運動を毎日30分以上実施する。
5、節酒
エタノールで男性20-30㎖/日(日本酒1合、ビール中瓶1本、焼酎半合、ウイスキーダブル1杯、ワイン2杯に相当)
女性10-20㎖/日(男性の約半分程度)
6、禁煙
7、室内・屋外の寒冷暴露の回避、適切な睡眠時間(6~8時間程度)、便秘の回避、ストレスの回避
をあげています。ただ、普段の生活習慣を変えることが必ずしも容易なことではありません。
個々の患者様に合わせたアドバイスや必要に応じて薬剤治療を行いながら、患者様の安定した血圧コントロールのための治療を行っています。