めまいと言っても症状は、『天井がぐるぐる回る』とか『ふわふわする』など様々です。

めまいと言っても原因は多岐にわたり、７～８割程度が内耳と呼ばれる耳が原因であり、頭などの神経が原因であるものは１割前後と言われています。

めまいに限ったことではありませんが、問診と診察が最も重要になります。

【内耳性めまい】

最も多く見られるのが、良性発作性頭位めまい症と呼ばれるめまいです。寝返り、布団からの起き上がりなど頭の向きを変化させる際に見られるような病気であり、内耳の三半規管を浮遊している石による影響と言われています。

【脳卒中など中枢性めまい】

めまいのほかに、激しい頭痛、呂律が回らない、手足が動かない（右手足、左手足など）、呼びかけても反応が乏しいなどあるようでしたら一刻を争うような脳病変による疑いがありますのでそのような場合には画像評価を早急に行う必要があります。

【その他のめまい】

もともと高血圧の薬を内服している方が立ち上がった際にめまいを自覚したりすることもあります。

そのほか、貧血、脱水、不整脈、薬剤などで生じることもあります。