健康な身体で充実した毎日を
どんな病気なの??
当クリニックでは生活習慣病の中の高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症・肥満などに力を入れて、診療しています。
身体にとって糖質というのは非常に大切なものです。身体の多くの臓器にとって糖質は必要であるため、血糖を上げるホルモンはたくさんあります。それに対して血糖を下がるホルモンというのはインスリンというもの以外にありません。このインスリンの分泌が減少したり、インスリンの効きが悪くなることにより身体の中で血糖を下げられなくなります。
症状としては、口渇、多飲、多尿、体重減少などが見られますが、無症状の方も多くいます。
糖尿病では血管が砂糖水にずっと浸されているような状況が続くために大きな血管から小さな血管まで傷んできます。
糖尿病になるとどのようなことが今後起こってくる可能性が高いのかについて以下に記載します。
[糖尿病網膜症]
眼の奥にある網膜の血管が傷つけられ生じます。糖尿病網膜症により失明することもあります。後天性視覚障害の主要な原因で3500~4000人程度が失明していると言われています。
[糖尿病神経傷害]
血管の障害により酸素や栄養が神経にも届きにくくなることで神経が障害されやすくなります。手足のしびれや痛みなどの症状や下痢・便秘、排尿障害などもでることがあります。
[糖尿病腎症]
腎臓は小さな血管の集合体であり、血液を濾過して尿を作る機能を担っています。そのため高血糖持続によりたくさんの血液を濾過する腎臓はダメージを受けて来て悪化してきます。透析導入の原因の第1位となっております。
[大血管障害]
心臓に還流する血管の動脈硬化を生じることよる心筋梗塞や狭心症、下肢に還流する血管の動脈硬化により歩行時に痛みやしびれ、重度の糖尿病では足の切断も必要なこともあります。また、頭を還流する血管にも同様に動脈硬化を生じるために脳梗塞を生じやすくなります。
血液検査の結果でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシーと呼びます)という指標が1~2ヶ月程度の平均血糖を表します。この値が6.5%以上の方は糖尿病の可能性が高いので、会社の検診など血液検査で高血糖を指摘された方はお気軽にご相談ください。
健康診断など血液検査で異常を指摘された方はお気軽にご相談ください。